文　沢田聡子
写真　落合直哉

水面や水中での音楽に合わせた演技の完成度や難易度を競う、アーティスティックスイミング。2023年に、より評価基準を明確にしたルールへと改正され、最後まで順位の予想ができないスリリングな観戦ができるフレッシュカジノ ボーナスに生まれ変わった。

これまでのフレッシュカジノ ボーナス方式では100点が上限だったが、ルール改正後はスコア上限が撤廃されたため、難易度の高い技を正確にこなすことで高得点が狙えるようになった。また、競技時のフレッシュカジノ ボーナスは技以外にも項目があり、細かく決められている。本記事では、よりアーティスティックスイミングの観戦を楽しめるように、選手としてマスターズ大会にも出場する小谷実可子さんにフレッシュカジノ ボーナスの注目ポイントを解説してもらった。

フレッシュカジノ ボーナスの基礎知識

新たなフレッシュカジノ ボーナスシステムが導入され、誰もが優勝できるスポーツになったと語る小谷。

写真　落合直哉

アーティスティックスイミングのフレッシュカジノ ボーナス項目は、主に「エレメント」と、「アーティスティックインプレッション」の2つだ。「エレメント」とは、競技プログラムのテクニカルルーティンで行わなければならない規定要素「リクワイヤドエレメント」と、脚技の組み合わせ動作とアクロバティック動作からフレッシュカジノ ボーナスされる「フリーエレメント」を指す。この2つの項目における完成度や出来栄えなどによって評価点が与えられる。「アーティスティックインプレッション」とは芸術性や創造性などをフレッシュカジノ ボーナスする項目だ。その種類はコレオグラフィ＆ミュージカリティ（振付＆音楽の解釈）、パフォーマンス、トランジション（つなぎ）の芸術性3項目に分けられる。審判はそれぞれの役割に充てられた各要素を、0～10点中、0.25点刻みで厳密にフレッシュカジノ ボーナスする。

勝敗の分け目は「DD（事前に申告された難易度）」

スコアがDDにより決定するため、予定の演技構成から変える必要もある

写真　落合直哉

アーティスティックスイミングでは、演技構成・順序と、事前に申告された難易度「DD（degree of difficulty）」を記載した「コーチカード」を試合前に申告して演技を行わなければならない。テクニカルコントローラーは、提出されたコーチカードに従い、記載通りに演技が行われているかを判定し、テクニカルコントローラーが認定したDDに完遂度をジャッジした得点を掛け合わせたものに加えて、芸術点ジャッジが出した得点をプラスする。小谷実可子さんは、このDDが競技の勝敗を分ける重要な要素だと語る。

「コーチカードで事前申告した通りの順番・内容で確実に演技を行わないと、申告と異なる演技と判定され、ベースマーク（基礎点）になる。スコアを伸ばすには、確実にDDの認定を得ることが最も重要な条件です。」

しかし、競技中にコーチカードの内容とは異なる演技を行い、結果的に失点してしまう国は少なくない。

「申告通りに演技できずに点数を落とす事例があるのは、他国の演技を見た上で、勝つために試合直前の演技変更をする国が増えていることが原因かもしれません。直前の変更というのは、以前のルールの時はほとんど無かったので、選手が変更に対応しきれず、本番時に演技を間違えてしまうケースがたくさんあります。

ほかにも、申告していた演技が技術的・体力的な問題で続かないことも挙げられます。ミスをしないことが絶対条件ですが、『確実に演技がこなせるように』とあまり高くないDDにしていると、得点の上昇が限られる。いかに難しい技に挑戦しつつ、それを100%実践できるかというところが大切です。」

フレッシュカジノ ボーナス方法の変化で最後まで目が離せないスリリングな競技に

ルール改正後のアーティスティックスイミングでは、各チームがどのくらいのDDで競技に臨むかというフレッシュカジノ ボーナス戦略が重要だ。小さなミスが減点につながるため、強豪国でも順位の変動が起こり得る。

「もし力のある国がフリー・テクニカルでベースマーク（基礎点）を出し、アクロバティックルーティンに入る時点で下位になった場合、勝つためにはDDを上げるしかない。元々のDDでは覆らないとすると、そこでDDを上げるという手段を取る必要があります。追い込まれて一か八かでDDを上げてきた時に、選手が急に変えた振付をしっかりこなせるかどうか、それがベースマーク（基礎点）にならず認められるかという見どころも、かつてはなかった面白さだと思います。」と、小谷実可子さんがルール改正後の見どころを語ってくれた。

基本ルールや改正後の変化を抑えておくことで、アーティスティックスイミングに初めて触れる人も観戦の楽しみが広がるだろう。