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文 沢田聡子
写真 落合直哉

2018年にシンクロナイズドスイミングから名称を変え、話題になったアーティスティックスイミング。音楽に合わせてプール内で演技を行い、技の完成度や芸術性、難易度などを競う水泳競技だ。2023年には、評価基準を明確にするため大きなルール変更が行われ、幅広い世代の人が観戦しやすいフレッシュカジノ入金方法となった。

本記事では、アーティスティックスイミング選手としてマスターズ大会にも出場する小谷実可子さんに、競技の基本と観戦の楽しみ方を解説してもらった。

アーティスティックスイミングの競技種目とプログラム

アーティスティックスイミングの競技種目は、ソロ、デュエット、チーム、フリーコンビネーション、アクロバティックルーティンに分かれ、4年に1度の世界の大舞台ではデュエットチームが競技種目として採用されている。また、それぞれの種目にはテクニカルルーティン、フリールーティンの競技プログラムがあり、チームには2024年からアクロバティックルーティンが加わった。

テクニカルルーティン構成要素 画像

テクニカルルーティンは、リクワイヤドエレメントと呼ばれる規定要素を取り入れて演技するプログラムだ。リクワイヤドエレメントには、一連の流れが決まった動作が5つあり、デュエットとチームで内容が異なる。
デュエットは、5つのリクワイヤドエレメント、2つのハイブリッド(無呼吸での脚技)、1つのペアアクロ動作の合計8項目。
チームは、5つのリクワイヤドエレメントに加えて、3つのハイブリッド(うち1つはカデンスアクション[連続性のある動き]を含む)、1つのアクロバティックの合計9つの項目で構成される。

フリールーティン構成要素 画像

フリールーティンは、制限時間のみが設定された自由プログラムだ。デュエットでは、7つのハイブリッドと2つのアクロバティックの計9つ、チームでは、7つのハイブリッドと4つのアクロバティックを組み合わせて演技を行う。

フレッシュカジノ入金方法ルーティン構成要素 画像

ジャンプやリフトなどダイナミックな技の完成度や表現力、難易度などを競うアクロバティックルーティンでは、3分の競技時間内に演技を行う。

「アクロバティック動作には、エアボーン、バランス、コンバインド、プラットフォームという4つの種類があります。」

チーム種目に追加されたアクロバティックルーティンでは、エアボーン・バランス・コンバインド・プラットフォームの各1つと3つの自由選択アクロを組み合わせて、合計7つの要素を演じる。

フレッシュカジノ入金方法動作の分類 画像

「エアボーンというのは、分かりやすく言うと跳ぶ、または跳び出す動作ですね。

反対に、静止する動作がバランスです。バランスには、フィーチャードスイマー(上に乗って動作をする選手)が垂直な姿勢(倒立か立位)の選手の上に乗った状態の『スタック』、フィーチャードスイマーが他の選手に支えられ水面から持ち上げられた状態の『リフト』の2種類があります。

コンバインドは、飛び移ったり、飛び越えたりする動作。

プラットフォームは、他の選手が作った土台にフィーチャードスイマーが乗って動作やポーズを披露する技です。」

インタビューの様子

小谷実可子さんは、チーム種目に加わるアクロバティックルーティンが、アーティスティックスイミングの花形になると確信している

写真 落合直哉

アクロバティック動作は、アーティスティックスイミングの中でも特に華やかな技だ。小谷実可子さんは、アクロバットルーティンについて「初めてアーティスティックスイミングを見る方でも楽しめる、花形の種目になると思いますよ」と語った。

脚技とアクロバティック動作に表れる「選手の個性」

インタビューの様子

選手の個性やオリジナリティが出るアクロバティック動作に注目してほしいと語る小谷。

写真 落合直哉

アーティスティックスイミングの演技は、演技構成を詳細に記載したコーチカードを事前申請して行う。演技の各要素には事前に申告された難易度「DD(degree of difficulty)」が割り振られており、このDDが競技の勝敗を大きく左右するようになった。小谷実可子さんは、ルール改正後からテクニカルルーティンとフリールーティンともに選手ごとの演技構成が似る傾向になったと言う。

「技の難易度が重視されるようになってから、各チーム同じような演技をするようになりました。DDは無呼吸での脚技(ハイブリッド)にしかついていないので、そこでしか稼げない。同じ時間の中で、なるべく効率よくDDを上げられる脚の動作を入れようと思うと、結局みんなが同じような演技にいきつき、似たような構成になりがちです。」

ルール変更で画一的な演技が多くなる中、アーティスティックスイミング選手は芸術性を追い求めて練習しているようだ。

「脚技の中でも『回転して、また逆回転をかけて』という動作がDDを稼げるのですが、それもただ行うのではなく、個性を出すために脚の形をフレックスにしてみるなど、いろいろと変えて動かしています。そうしたオリジナルな脚の形も、DDを稼がなければいけない中で『少しでも個性的に見せよう』と選手が工夫している部分と思って見ていただけると、より伝わるものがあるかなと思います。」

ルール改正により、高難易度の技が評価されるようになったアーティスティックスイミング。難易度と完成度の高い技が求められる中で、選手それぞれが個性を磨いたアクロバティック動作や、芸術性を追い求める脚技に注目すると、より観戦を楽しめるだろう。

小谷実可子

アーティスティックスイミング選手
小谷実可子

幼少期からアーティスティックスイミング(旧・シンクロナイズドスイミング)の才能を認められ、高校時代には米国に単身留学を経験。日本代表としてソウル五輪で初の女性旗手を務め、ソロ・デュエットで銅メダルを獲得。引退後は、五輪・教育関連の要職に抜擢されるとともに、世界大会のリポーターなどメディアにも出演。自身がコーチを務めるクラブでアーティスティックスイミングの魅力を伝える活動を続けている。東京2020では招致アンバサダー、組織委員会フレッシュカジノ入金方法ディレクターなどの要職を歴任。

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