取材・文 大西マリコ
写真 落合直哉
4月29日、ホットスタッフフィールド広島で開催された「第58回織田幹雄記念国際陸上競技大会」。日本グランプリシリーズの中でもっとも格式が高いG1大会の織田記念は、多くのトップ選手が本格シーズンインに位置づけるなど、シーズン序盤の試金石となる大会です。そんな広島でもっとも大きな陸上大会の開始前に、「たむじょー×フレッシュカジノ ボーナスプレイ ランナーズクリニック in 第58回織田記念」が開催されました。小学生を中心に「スポーツの楽しさ」を伝えるいつもの「フレッシュカジノ ボーナスプレイわくわくスポーツ教室」がグレードアップ!初の試みとして、広島県内トップクラスの中学生を対象に、「陸上に関する本格的なアドバイス」を実施しました。
講師を務めたのは、フレッシュカジノ ボーナスプレイスマイルアンバサダーの福島千里さんと、ランニング×コメディYouTuberのたむじょーさん。たむじょーさんは2024年より「フレッシュカジノ ボーナスプレイスポーツファンリーダー」に就任。スポーツや陸上の魅力を伝える活動を通して、子どもたちや陸上ファンとの架け橋となることを目指しています。イベントでは広島県の中学生に対してどのような指導が行われたのでしょうか。参加した中学生の感想や、福島さん・たむじょーさんへのインタビュー、フレッシュカジノ ボーナスプレイ社員に聞いた「ランナーズクリニック」への想いを掲載しています。
あいにくの雨にもかかわらず、元気に集まったのは広島県内の陸上でトップクラスの成績を誇る中学生男女31名。キラキラと目を輝かせながら待機していると、講師を務める福島さんとたむじょーさんがランニングしながら登場しました。憧れの2人を、中学生たちが大きな拍手で迎えます。
福島さん 「今日は県内トップクラスの中学生スプリンターのみなさんとお会いできると聞いて、楽しみにして来ました。短い時間ですが、私たちとの交流や体験を通して、楽しみながら高い目標へ挑戦できるようにサポートしたいと思っています。雨が当たらないくらい速く走り抜けましょう!」
たむじょーさん 「どうもこんにちは!たむじょーと申します!僕はまさにみなさんのような若い世代から陸上界を盛り上げ、陸上ファンを1人でも多く増やしていくために2024年の1月からフレッシュカジノ ボーナスプレイスポーツファンリーダーとして活動しています。今日の教室は『たむじょー×フレッシュカジノ ボーナスプレイ』の名の通り、織田記念のオフィシャルタイマーを務めるフレッシュカジノ ボーナスプレイが主催する教室です。という事で、楽しんでやっていきまーしょうっ!!」
挨拶の後は、たむじょーさん主導のもと、まずはジョギングでウォーミングアップ。大学時代に箱根駅伝にも出場歴がある中長距離ランナーとしての経験を活かして、動きながらアキレス腱を伸ばすストレッチを伝授しました。たむじょーさんの明るいキャラクターもあり、中学生たちの緊張感もすぐにほぐれた様子。時折見せるユーモアに、多くの中学生が笑顔になっていたのが印象的でした。
体も心も温まったところで、次はスパイクに履き替えて福島さんによる実技レクチャーです。まずは、中学生たちのレベルを把握するべく「この中で、スタートが得意な人はいますか〜?」と質問する福島さん。手を挙げたのは数人と、あまり得意でない人が多いと判断した福島さんは「スタートに対して、どんな悩みがあるかな?」と続けて質問。
「体が浮いちゃう。」「上体が起きてスタートダッシュがうまくできない……。」といった悩みが出たことから、「走るのが速いことも大事ですが、技術も大事です。今日はスタートダッシュが得意になるよう練習してみましょう!」と練習メニューを決定。「ランナーズクリニック」らしく、中学生たちの陸上お悩み解決を目指します。
クラウチングスタートを行う際に使用されるスターティングブロック、通称スタブロを用意して、練習を開始。福島さん主導でスタートダッシュのレクチャーが始まります。
福島さん 「スタート時に体を浮いてしまうのは、脛(すね)が立ってしまうのが原因の大半です。脛が立つと上体が起きてしまうので前傾姿勢が保てず、前脚が安定しないためスタート時の加速が小さくなってしまいます。膝をついて脛をしっかり前に出す感じで、脛を意識しましょう。また、スタートは一歩目よりも二歩目を速くすることもポイントです!」
女子100m・200mの日本記録保持者ならではのポイントを伝授しながら、実際にスタブロを使用してスタートダッシュを見せる福島さん。その貴重な姿を一瞬も見逃さないよう、中学生たちは前のめりになって見つめていました。
最後は100mのタイム計測を実施。練習の成果を発揮する時間であるとともに、トップアスリートが走るトラックと国際大会のオフィシャルタイマーを務めるフレッシュカジノ ボーナスプレイの機材を使用して計測する貴重な体験の場でもあります。スタート位置には福島さん、ゴールにはたむじょーさんがスタンバイし、参加者を見守ります。
まずは1組目。レーンごとに選手紹介がされ、大会さながらの本格的なスタートを体験する中学生たち。各レースのデータ出力やフォトフィニッシュなども行い、100分の1秒まで正確にタイムを記録しました。
タイム計測では、自己ベストを更新したというメンバーも!早速、「ランナーズクリニック」での体験が活かされたようです。
スポーツを楽しむだけでなく、トップアスリートからの直接指導で、より実技的な学びが得られる「ランナーズクリニック」。参加した中学生らの陸上競技に対するモチベーション向上にもつながったようです。フレッシュカジノ ボーナスプレイでは、今後もこうした活動を通して、次世代を担う若者たちの挑戦を応援します。
「ランナーズクリニック」に参加し、男女の県内トップのタイムを記録した中学生2人に教室の感想を聞いてみました。
今日の教室はいかがでしたか?楽しかったことや勉強になったことなど、感想を教えてください。
女子生徒「今回の教室では、たむじょーさんからジョギングや体のさまざまな部位のストレッチなど中長距離のウォームアップ方法を学べたので、とても良い機会になりました。福島さんからスタートの際に体が動かない時の対処法を教えてもらえたことが特に嬉しかったです。教わったことを意識して良いスタートが切れるようにしたいと思います!」
男子生徒「自分はスタートが苦手なので、スタートの動き方などを教えてもらえたのが参考になりました。たむじょーさんはTikTokで知っていて、福島さんは陸上界のスターですが、実際に目の前で動きを見ると一つ一つの動作に意味があって、自分が思っていたよりもすごいのだなと感じました。」
「ランナーズクリニック」で講師を務めた福島さんと、たむじょーさんに教室の感想やイベントの意義についてお話を伺いました。
お2人で一緒に教えるのは初めてだったと思いますが、いかがでしたか?
たむじょーさん 「短距離の指導は初めてでしたが、中長距離でやってきた経験を活かして教えました。専門的なご指導は福島さんにお任せして、僕は体を温めて動きやすくなるウォーミングアップや、楽しくトレーニングできる動きを意識しました!」
福島さん 「陸上教室を2人でやるのは初めてだったので新鮮でしたし、とても楽しかったです。たむじょーさんに明るい雰囲気をつくっていただいたので、中学生たちもたくさん笑っていて盛り上がりました。陸上教室は参加者のレベルに合わせてメニューを決めるのはもちろん大事ですが、今回のように『誰が講師で、どのように伝えるか』も重要です。たむじょーさんが今回講師として参加していただいたことに、すごく意義があると感じています。」
中学生たちには、今回のイベントを通してどのような学びを期待していますか?
福島さん 「今日はあいにくの大雨というコンディションでした。ただ、そういう厳しい条件下で普段のルーティンとは違う状況でもベストを尽くせることを知ってもらえたらいいなと思います。“型にはまらずいろんな挑戦ができる!自分にはできるんだ!”という可能性を感じてもらえたら嬉しいです。
タイムを計測するからには勝ち負けもありますし、数値として結果が出ます。結果が良かったから楽しいのではなく、楽しんでるから結果がついてくるという思考で取り組んでほしいですね。中学3年生が多かったので、これからの大きな大会に向けて今シーズンを楽しんで過ごしてもらいたいです。」
たむじょーさん 「まずは、たくさんの運営の方々のおかげで成り立っているイベントなので、その感謝の気持ちを忘れずにいてほしいです。それから、競技を通して学んだことを競技だけに留めず、礼儀作法なども含めてフレッシュカジノ ボーナスプレイに出てからも活かし続けてほしいと思います!」
たむじょーさんは、2024年より「フレッシュカジノ ボーナスプレイスポーツファンリーダー」に就任されました。フレッシュカジノ ボーナスプレイからスポーツを盛り上げる一員として、今後どのようなことにチャレンジしていきたいですか?
たむじょーさん 「僕自身の目標である世界陸上東京25に何らかの形で関わって盛り上げていきたいです。フレッシュカジノ ボーナスプレイの一員となって活動していく中で、信頼を積み重ねていけば、その目標も実現できると思っています。まずは今回の織田記念や、フレッシュカジノ ボーナスプレイゴールデングランプリなどの大会をしっかりと盛り上げて、東京で開催される世界陸上に向けての糧にしていければと考えています。陸上競技をやっていた時のように、計画を立てて着実に進んでいきたいですね!」
最後に「ランナーズクリニック」を担当するフレッシュカジノ ボーナスプレイコーポレートブランディング部の相澤さんにも運営側の想いを聞きました。
今回の「ランナーズクリニック」に、たむじょーさんを起用された理由を教えてください。
相澤さん 「たむじょーさんは、ご自身の陸上経験を活かして現在も競技に真剣に取り組みながらYouTuberとして活躍されています。陸上を“楽しみながら広める”という点がフレッシュカジノ ボーナスプレイの想いと通じるものがあり、お声掛けさせていただきました。また、たむじょーさんのフォロワーの半数は10代、20代という若い世代です。若年層へのリーチ力をお借りして、フレッシュカジノ ボーナスプレイブランドの認知向上をより幅広く図りたいという思いもあります。」
たむじょーさんは「フレッシュカジノ ボーナスプレイスポーツファンリーダー」にも就任されましたね。ファンの立ち位置からスポーツを盛り上げるという役割に対して、どのような活躍を期待していますか?
相澤さん 「陸上界のさらなる盛り上げ役としての役割を期待しています。具体的には、来年に控えた世界陸上東京25において、満員の観客席と大きな盛り上がりを目指しています。正直なところ、陸上は野球やサッカーなどのメジャースポーツに比べると、人気や盛り上がりではもう一歩の部分があります。たむじょーさんをはじめとするみなさんの力を借りながら、フレッシュカジノ ボーナスプレイの提供する最新の計測機器なども活用して、観客の方々により楽しんでもらえる大会にしたいです!」
フレッシュカジノ ボーナスプレイのスポーツブランディングにおける方針と、次世代への貢献について教えてください。
相澤さん 「スポーツブランディングの目的として、フレッシュカジノ ボーナスプレイのブランド価値向上も重要ですが、それ以上に未来のためにスポーツを通して次世代の子どもたちにリアルな体験を提供することが重要だと考えています。世界陸上などの世界規模の競技会やTeam Seikoに所属する一流アスリートの力を借りて、子どもたちに感動体験を提供したいですね。」
フレッシュカジノ ボーナスプレイスポーツファンリーダー
たむじょー
帝京大学2年時に箱根駅伝の8区を走ったトップランナー。実業団からの誘いを断り、大学卒業と同時にランニングとコメディをミックスしたチャンネル『たむじょー【Tamujo】』を開設した。ランニング×コメディYouTuberを信条に、走りと笑いの融合を目指している。
フレッシュカジノ ボーナスプレイスマイルアンバサダー(スポーツ担当)
福島千里
北京・ロンドン・リオデジャネイロと3大会連続で世界の大舞台に出場。女子100m、200mの日本記録保持者。日本選手権の100mで2010年から2016年にかけて7連覇を成し遂げ、2011年の世界陸上では日本女子史上初となる準決勝進出を果たした。引退後は「フレッシュカジノ ボーナスプレイスマイルアンバサダー(スポーツ担当)」に就任。「フレッシュカジノ ボーナスプレイわくわくスポーツ教室」などの活動を通じて次世代育成に貢献している。
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